Mayu Sakoda
[東京 30日 ロイター] - 前場の東京株式市場で日経平均は反発し、前営業日比1.28%(784円22銭)高の6万2218円41銭となった。朝方は米連邦公開市場委員会(FOMC)後の米半導体株安を嫌気する売りが先行したが、その後は切り返し、一時2%超高となった。国内企業の決算を好感した買いに加え、海外株式市場が底堅く推移した流れを引き継いだ。足元の調整が一巡したとの見方も支えとなった。
・日経平均は小幅安で寄り付いた後、一時0.63%(384円49銭)安の6万1049円70銭に下落したが、その後切り返し、2.43%(1490円65銭)高の6万2924円84銭まで上昇。
・前日に好決算を発表したアドバンテストが11%超高と急伸する中、東京エレクトロン、キオクシアホールディングス、TDK、イビデンも大幅高となり、日経平均を押し上げ。
・時間外取引での米ナスダック先物は一時1%超高、韓国の総合株価指数(KOSPI)も5%超高となるなど、底堅い海外市場での流れも好感。
・TOPIXは0.29%安の3962.68ポイントで午前の取引を終了。東証プライム市場の売買代金は6兆1307億9900万円。
・東証33業種では、値上がりが電気機器、非鉄金属、ガラス・土石製品など9業種、値下がりが証券、空運、銀行、その他金融など24業種。
・個別では、ソニーグループによる株式公開買い付け(TOB)への思惑が先行し、タムロンがストップ高水準での買い気配となった。
・ファーストリテイリング、ソフトバンクグループは1%超安、コナミグループは5%超安とさえなかった。
・東証プライム市場の騰落数は、値上がりが545銘柄(35%)、値下がりは976銘柄(62%)、変わらずは32銘柄(2%)。
<三井住友トラスト・アセットマネジメント チーフストラテジスト 上野裕之氏>
「史上最高値の7万2000円台から1万円超下落していた調整局面が一巡し、値ごろ感からの買いが広がっている。」
「このところの株安は過熱感の修正によるもので、明確な悪材料を受けた急落ではなかったため、調整一巡との見方が広がりやすい。」
「アドバンテストなど国内企業の決算も底堅く、ファンダメンタルズの悪化は確認されておらず、株価を支える材料となっている。」