[ニューデリー 29日 ロイター] - インド財務省は29日公表した7月の月次経済報告で、原油価格の高止まりが続けば財政赤字と経常収支に再び圧力がかかる可能性があると指摘した。

中東の地政学的緊張が、コモディティー価格上昇、貿易フローの混乱、資本移動の変動を通じて引き続きリスクをもたらしていると述べた。

こうした警戒感の背景には、中東紛争の勃発が原油価格を押し上げ、インドの輸入額を拡大させ、インフレと対外収支に対する圧力になっていることがある。

報告は、エルニーニョ現象への移行の可能性もリスクに挙げ、悪天候で農業生産が打撃を受けるとともに、食品インフレが加速し、農村部の需要が冷え込む恐れがあると警告した。

また、食料穀物の在庫、貯水池の水位、政府の緊急時対応策が一定の備えとなるものの、天候とエネルギー関連の動向は注視が必要になるとした。

さらに、半導体、重要鉱物、造船、石炭ガス化、その他の戦略的分野にまたがる取り組みが国内の製造能力強化とサプライチェーン(供給網)の耐性向上につながり、インドの中期的な成長見通しを後押しすると見込まれると述べた。

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