Arathy Somasekhar Liz Hampton

[ヒューストン 29日 ロイター] - 米エネルギー情報局(EIA)が29日発表した週間石油在庫統計によると、先週の米民間原油在庫は予想を上回る取り崩しとなった。米国とイランの戦争が激化する中、製油所が処理量を拡大し、輸出もやや増加した。

7月24日までの1週間の戦略石油備蓄(SPR)を除く原油在庫は720万バレル減の4億0450万バレルと、2018年以来の低水準となった。ロイターがまとめたアナリスト予想は130万バレル減だった。

SPRを含む在庫は1100万バレル減の7億1220万バレルで、1984年以来の低水準となった。

バイソン・インタレスツのジョシュ・ヤング最高投資責任者(CIO)は「今回のEIA統計で原油在庫が予想以上に大きく減少したことは、中東戦争と地政学的な不確実性が続く中で、石油供給が依然として不十分であることを示している」と指摘。「SPRがいずれ枯渇した場合、それまでに平和と安定が実現していなければ、原油市場がどう需給を均衡させるのかという疑問が生じる」と述べた。

原油輸出は日量350万バレルにやや増加し、純輸入は日量23万7000バレル減少した。

製油所処理量は日量27万1000バレル増の1730万バレルとなり、2019年以来の高水準を記録した。

製油所の稼働率は1.1ポイント上昇の97.2%と、18年以来の高水準となった。

一方、ガソリン在庫は7000バレル増の2億1130万バレル。ロイターがまとめた予想は72万2000バレル減だった。

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