Muvija M

[ロンドン 30日 ロイター] - 英自動車工業会(SMMT)のマイク・ホーズ会長は30日の会見で、英自動車市場への中国メーカーの参入ラッシュが、既存メーカーに圧力をかけており、低コストの輸入車と競争するために大幅な値引きを余儀なくされていると述べた。

中国ブランドは近年、英国での存在感を急速に増してきた。競争力のある価格の電気自動車(EV)とプラグインハイブリッド車(PHV)で市場シェアを獲得し、既存の自動車メーカーとの競争を激化させている。

ホーズ氏は「販売台数の面では、中国メーカーは低コストで良質な車両を生産できるため、英国メーカーは並外れた圧力にさらされている。市場では大幅な値引きが行われており、これは基本的に中国ブランドへの対抗措置だ」と語った。

SMMTのデータによると、中国系ブランド車は現在、英国の新車登録台数全体の約15%を占めている。上海汽車(SAIC)の「MG」を先頭に、「BYD(比亜迪)」、奇瑞(チェリー)の「ジェイクー」と「オモダ」が名を連ねている。

ホーズ氏は競争激化が英国における自動車生産縮小要因の一つだと指摘した。貿易の不確実性や投資の減少も生産を圧迫し、2026年上半期の生産台数は前年同期比7.5%減少した。

欧州連合(EU)は24年に中国製EVが不公正な国家補助金の恩恵を受けていると結論付け、関税を導入した。一方、20年にEUを離脱した英国は、同様の関税を課していない。

ホーズ氏は、中国からの輸入品に対する調査は、英国メーカーからの申し立てにより開始する必要があるが、自身の知る限りではそうした申し立ては行われていないと付け加えた。

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