日本は世界でも最も高齢化が進んだ国の1つ。65歳以上の高齢者が人口の29.3%を占める。そのため高齢者の治療と介護を専門とする施設のニーズは高い。

患者・入所者が十分な情報に基づく意思決定を行えるよう包括的な資料を提供するため、ニューズウィーク米国版は世界的統計調査会社スタティスタと提携して調査を実施。日本全国の250の民間介護施設と、300のリハビリテーション病院、200の療養型病院を選出した。

「リハビリテーション病院」ではなく「調査方法とランキングの評価基準」

以下の3つのデータソースに基づいて格付けを行った。全国オンライン調査(総合スコアの68%)、質・実績指標(同25%)、患者満足度(同7%)。

■ 全国オンライン調査

スタティスタは26年2~3月、身体リハビリテーション施設で働く医療従事者(医師、理学療法士、看護師など)と運営・管理責任者を対象に、全国規模のオンライン調査を実施した。本誌の公式サイトでもこの調査に回答できるようにした。さらに電子メールでも調査協力を呼びかけた。調査協力者には、主要なリハビリテーション施設を推薦し、さまざまな質的項目について1~10の尺度で評価してもらった(自身の勤務先/所属先の推薦は不可)。

■ 質・実績指標

各施設の質と実績は専門的なリハビリテーション基準の遵守、認定・加盟状況、運営実績という3つのデータソースを用いて評価した。基準の遵守は日本医療機能評価機構(JCQHC)の認定状況を用いて評価した。JCQHCの認定は、患者の安全と医療の質に関する国の基準を満たしていることを示す。リハビリテーション医療に特化した指針の遵守と最良の臨床実践を反映させるため、回復期リハビリテーション病棟協会(KRWA)や日本リハビリテーション医学会(JARM)など、リハビリテーションを専門とする組織への加盟状況も評価に含めた。運営実績は一般に公開されているKRWAの報告書に基づいて評価した。この報告書は、日本の急性期後の入院リハビリテーションシステムにおける病院レベルのリハビリテーションの量と質に関する指標を提供している。評価基準には、疾患調整済み実績指数、患者1人当たりの1日のリハビリテーション単位(患者が1日に受ける治療の量)、リハビリテーション料金区分(人員配置や専用スペースなど国が定めた基準がある)も含まれる。これらのデータを用いて実績スコア(総合スコアの25%)を算出した。

■ 患者満足度

患者体験と満足度のデータは日本の病院口コミ検索サイトのカルーから取得し、カルーの評価を各施設の患者満足度の代理指標として用いた。患者のフィードバックに基づく標準化された星評価は、時間の経過に伴う満足度の傾向を把握することを可能にする。

1位~150位
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