Marco Aquino Lucinda Elliott

[リマ 28日 ロイター] - 南米ペルーの国会で28日、大統領就任式が開かれ、故アルベルト・フジモリ元大統領の長女で右派のケイコ・フジモリ氏(51)が初の女性大統領として就任宣誓した。犯罪や経済成長の鈍化、政治不安に有権者が不満を強める中、中南米各国では保守系指導者が相次いで誕生しており、同氏もその系譜に連なる形となる。

ケイコ氏は大統領就任後初の演説で「私は統治に必要な毅然(きぜん)とした姿勢と、国民の声に耳を傾け傷を癒やすために必要な繊細さの両方を持ち合わせている」と表明。不正疑惑が飛び交った選挙戦後の和解を呼びかけた。

4度目の挑戦となった大統領選では、対抗馬の左派ロベルト・サンチェス元貿易・観光相と接戦となり、サンチェス氏が不正があったと主​張し、開票結果を認めないと表明する事態となっていた。

ケイコ氏は2016年以降、ペルーで10人目の大統領となる。この間、政治的分断や財政上の課題などを背景に、5年間の任期を全うした指導者は一人もいなかった。

ケイコ氏の就任は中南米全体で進む右傾化の流れをさらに広げるもので、最近選出された指導者らはいずれも米国との関係強化や犯罪対策の強化を掲げている。

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