Noel Randewich
[ニューヨーク 28日 ロイター] - 米国株式市場はダウ工業株30種とS&P総合500種が続伸して取引を終えた。今週にアップルなどハイテク企業の四半期決算発表を控える中、半導体株が急落したものの、ボーイングやコカ・コーラの上昇がこれを相殺した。ナスダック総合は小幅続落した。
マイクロソフトは29日の決算発表を前に1.1%上昇。アマゾン・ドット・コムは30日の発表を控え、0.2%下落した。
アップルは1%近く上昇し、340.08ドルを付けた。取引時間中には342.89ドルの高値を付けて時価総額が一時、初めて5兆ドルに達した。同社は30日に決算を発表する。
人工知能(AI)関連の巨額投資で恩恵を受けてきた半導体株は、直近の下落に上乗せする形となり、フィラデルフィア半導体株指数(SOX)は4.5%安となった。同指数は6月22日に付けた終値ベースの過去最高値からは約25%下落したが、年初来では依然として56%上昇している。
S&P500の主要業種ではヘルスケアが2%超上昇、主要消費財が約2%上昇、素材は1.7%上昇した。一方、半導体株の下落を受けて情報技術は1%超下落した。
ベアードの投資戦略アナリスト、ロス・メイフィールド氏は「こうしたハイテク以外の銘柄への資金流入の背景には何があるのか。一因はバリュエーションだ」と指摘。「国内総生産(GDP)は堅調で、労働市場も着実に推移している。多くの地域で個人消費が再加速している証拠がある」と述べた。
コカ・コーラは5%上昇。通期の売上高・利益見通しを引き上げたことが好感された。
ボーイングは4.8%上昇。経営再建計画の進展に伴いフリーキャッシュフローがプラスに転じた。
米連邦準備理事会(FRB)は29日に政策金利の決定を発表する予定。CMEのフェドウオッチによると、市場が織り込む金利据え置きの確率は71%、0.25%ポイントの利上げ確率は29%となっている。
金利上昇は、債務による資金調達への依存を強めているAI関連企業に一段の圧力をかける可能性がある。
特殊ガラスメーカーのコーニングは第3・四半期の売上高見通しが市場予想を下回り、株価は12%急落した。一方、健康医療関連データ会社IQVIAホールディングスは通期利益見通しを引き上げ、株価は14%上昇した。
ホワイトハウスがイスラエルのネタニヤフ首相とウクライナのゼレンスキー大統領を迎える中、中東とウクライナの緊張が緩和するとの観測から、原油価格の下落も相場全体を下支えした。
S&P500では値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を2.5対1の比率で上回った。
米取引所の合算出来高は172億株。直近20営業日の平均は174億株。
終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード
ダウ工業株30種 52747.32 +537.24 +1.03 52492.88 52901.8 52443.52
7
前営業日終値 52210.08
ナスダック総合 24876.91 -55.17 -0.22 24825.07 24984.5 24581.01
0
前営業日終値 24932.08
S&P総合500種 7428.78 +15.60 +0.21 7395.55 7452.09 7382.95
前営業日終値 7413.18
ダウ輸送株20種 21889.07 -177.24 -0.80
ダウ公共株15種 1155.58 -1.57 -0.14
フィラデルフィア半導体 11035.68 -519.20 -4.49
VIX指数 18.21 -0.46 -2.46
S&P一般消費財 1805.61 +17.03 +0.95
S&P素材 650.46 +10.61 +1.66
S&P工業 1543.88 -6.43 -0.41
S&P主要消費財 963.52 +18.50 +1.96
S&P金融 957.55 +11.17 +1.18
S&P不動産 292.71 +1.06 +0.36
S&Pエネルギー 883.41 -12.51 -1.40
S&Pヘルスケア 1947.96 +44.34 +2.33
S&P通信サービス 446.89 +7.21 +1.64
S&P情報技術 6422.22 -76.20 -1.17
S&P公益事業 462.16 -1.69 -0.36
NYSE出来高 13.25億株
シカゴ日経先物9月限 ドル建て 62595 + 195 大阪比
シカゴ日経先物9月限 円建て 62545 + 145 大阪比