Mayu Sakoda

[東京 28日 ロイター] - 前場の東京株式市場で日経平均は反落し、前営業日比4.44%(2884円73銭)安の6万2046円46銭となった。前日の米国市場で半導体株が売られた流れを引き継いだほか、半導体製造装置を巡り、中国勢の技術力向上による競争激化への警戒感が強まった。東京市場では人工知能(AI)や半導体関連株を中心に売りが膨らみ、日経平均は一時、4.50%(3000円)超安となった。

・日経平均は0.6%(391円27銭)安で寄り付いた後も下げ幅を拡大し、前場終盤で4.63%(3004円17銭)安の6万1927円02銭まで下落。指数寄与度の高い半導体関連株が急落し、日経平均を押し下げた。

・時間外取引での米株先物指数やアジアの主要株価指数は軒並み下落し、世界的なリスクオフムードが広がる。韓国の総合株価指数(KOSPI)は9%超安に。

・米ニュースサイトのジ・インフォメーションによると、中国は国内で開発した液浸型深紫外線(DUV)露光装置の製造を開始した。市場では、中国勢の技術力向上による競争激化への警戒感が強まる。

・今週はマイクロソフト、アマゾン・ドット・コムなどのハイテク大手が決算を発表する予定で、見極めムードも広がる。

・TOPIXは2.75%安の3954.30ポイントで午前の取引を終了。東証プライム市場の売買代金は4兆7021億1500万円。

・東証33業種では、値上がりが空運、陸運、小売りなど7業種、値下がりが非鉄金属、電気機器、ガラス・土石製品、機械など26業種。

・主力株では、キオクシアホールディングスが18%超安、イビデンが12%超安、東京エレクトロン、アドバンテストが10%超安、ソフトバンクグループが6%超安。

・半面、SHIFTは4%超高、富士通、ニチレイは3%超高としっかり。

・東証プライム市場の騰落数は、値上がりが434銘柄(27%)、値下がりは1096銘柄(70%)、変わらずは26銘柄(1%)。

<SBI証券 投資調査部長 鈴木英之氏>

「相場が弱い局面では、中国企業の台頭といったネガティブな材料にも過剰に反応しやすく、投資家心理が一段と悪化しやすい」

「ファンダメンタルズに大きな変化はないものの、米ハイテク大手の決算発表を前に市場が神経質になる中、これまで積み上がっていた資金の逆回転が止まらない」

「逆回転局面では信用取引の追い証発生も売りを加速させやすく、下落が下落を呼ぶ展開になりやすい」

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