[香港 27日 ロイター] - 英金融大手HSBCは、シンガポールで人工知能(AI)の専門家100人超と資産運用担当者100人を採用する。より手数料収入が高い事業の拡大とAI導入の加速に取り組む中、アジア成長戦略の中核である2分野への投資を深める。

27日の声明によると、この発表は2026年下半期にシンガポールにAIセンターを新設するのに合わせたもの。同センターは当初、顧客の資産運用に関する対話の個別最適化、自律エージェント型資金管理ソリューションの導入、AIを活用したデジタル決済の拡大に注力する。

ジョルジュ・エレデリー最高経営責任者(CEO)は5月、AIは金融業界で一部の雇用を消失させる一方、新たな雇用を生み出すとし、こうした課題に対応するため従業員の再教育を進めていると述べていた。

採用は、自然言語処理、データサイエンス、AIガバナンス、人間中心設計の各部門で行う。HSBCの広報担当者は、リレーションシップマネジャーをさらに100人増員し、現地の資産運用業務を強化する方針だと述べた。

一方でHSBCは先週、非中核事業を縮小し、アジアの資産運用業務と法人向け銀行業務に注力する一環として、シンガポールの生命保険・医療保険事業を独アリアンツに27億シンガポールドル(21億ドル)で売却することで合意した。

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