[東京 27日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は反発し、前営業日比0.50%(320円04銭)高の6万4931円19銭で取引を終えた。米国によるイラン攻撃の一時停止を受けた原油安を背景に景気敏感株が買われた一方、人工知能(AI)や半導体関連株の一角は軟調だった。日経平均は方向感を欠き、小幅なレンジ内での推移が続いたが、TOPIXは終日底堅く推移した。
日経平均は0.86%(553円83銭)高で寄り付いた後、一時は上げ幅を拡大したが、その後はマイナス圏に転じ、一時0.75%(487円75銭)安まで下落した。その後は狭いレンジ内でもみ合う展開となった。
TOPIXは1日を通して底堅く推移した。米WTI原油先物が83ドル台に下落する中、景気敏感株に買いが入った。週後半に米連邦公開市場委員会(FOMC)や日銀金融政策決定会合を控え、金融政策を巡る思惑から金融株もしっかりだった。
大和証券の橋詰大輔シニアストラテジストは「半導体を巡る先行き不安からリスクオフの流れが続く中、景気敏感株などへのローテーションが相場の中心となっている」と指摘する。今週は米国のハイパースケーラー(大規模クラウド事業者)や日韓のメモリーメーカーの決算発表を控えており、積極的にリスクを取りにくい局面で、実績や会社見通しを見極めてから投資判断をしたいとのムードが強いという。
TOPIXは1.37%高の4066.07ポイントで取引を終えた。東証プライム市場指数は前営業日比1.36%高の2097.22ポイントだった。プライム市場の売買代金は9兆3556億1800万円だった。
東証33業種では、値上がりが空運、その他製品、ゴム製品、サービスなど29業種、値下がりが非鉄金属、鉱業など4業種だった。
個別では、前週末に決算を発表した信越化学工業は、通期見通しが市場予想を下回り、8%超安だった。
主力株では、アドバンテストが2%近く下落したほか、ソフトバンクグループが3%超安。中外製薬が7%超安。フジクラは5%超安だった。
半面、ファーストリテイリングは1%超高、リクルートホールディングスは3%超高、コナミグループ、バンダイナムコホールディングスは6─7%超高。
新興株式市場は、東証グロース市場250指数が反発し、1.28%高の694.92ポイントだった。
東証プライム市場の騰落数は、値上がりが1397銘柄(89%)、値下がりは139銘柄(8%)、変わらずは22銘柄(1%)だった。
終値 前日比 寄り付き 安値/高値
日経平均 64931.19 +320.04 65164.98 64,123.40─
65,220.69
TOPIX 4066.07 +54.76 4039.73 4,018.73─4
,066.26
プライム市場指数 2097.22 +28.20 2084.55 2,072.83─2
,097.23
スタンダード市場指数 1640.99 +12.37 1636.53 1,624.13─1
,640.99
グロース市場指数 898.17 +10.59 891.53 885.45─898
.47
グロース250指数 694.92 +8.80 689.46 684.27─695
.34
東証出来高(万株) 226988 東証売買代金(億 93556.18
円)