北米でサイクロスポラ症が広く認識されるようになったのは、1990年代半ば、グアテマラ産ラズベリーに関連した大規模な集団感染が最初だった。
この時はアメリカとカナダで1465例が確認され、これをきっかけにCDCは1999年、サイクロスポラ症を届け出が必要な疾患に指定した。
2013年にはメキシコ産のサラダ野菜やパクチーに関連して、複数の州をまたいで数百例の症例が報告された。
2018年にはマクドナルドで販売されたサラダや、コンビニエンスストアで販売された生野菜に関連して2299例の感染を確認。翌2019年は、メキシコ産バジルに関連して2408例が確認された。アメリカで起きたサイクロスポラ症の集団感染としては過去最大規模だった。
CDCによると、症状を発症した人が今回の集団感染に関係しているかどうか判定するまでには最長で6週間かかる。このため問題の食品が市場から撤去された後も、症例は増え続ける見通しだ。
テイラー・ファームズのレタスに関連する症例は、アメリカ全土で報告されているサイクロスポラ症患者のごく一部にすぎないとCDCは強調している。
テイラー・ファームズは、今回の集団感染との関連が指摘されたレタスについて、7月24日までのFDAの検査でサイクロスポラの陽性反応は出ていないとしながらも、疑いのある製品については直ちに市場から撤去したと説明している。リコール対象は拡大して、メキシコ中部からのレタスの調達と生産を自主的に停止していることも明らかにした。
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