Lefteris Papadimas Idrees Ali

[アテネ/ワシントン 25日 ロイター] - イエメンの親イラン武装組織フーシ派は25日、サウジアラビアの紅海側にあるヤンブーなど2カ所を攻撃した。一方、米国は2週間ぶりにイランへの空爆を見送った。

米軍は13日連続でイランを攻撃していた。米政府高官は25日、ロイターに対し、「(トランプ大統領は)これまで常に外交を望むということを明確にしてきた。一方で、イランが真剣に交渉の席に着かなければどうなるかも示してきた」と語った。

米ニュースサイトのアクシオスは、トランプ氏が24日、イランへの新たな攻撃を行わないよう軍に指示した、と事情に詳しい関係者の話として報じた。米軍は依然、大規模な軍事作戦の再開に備えているという。

トランプ氏は24日、イランとの戦闘終結に向けた協議を続けているものの、イラン側にはまだ合意する準備ができていないと指摘していた。

イラン保健省の報道官は「イランは昨夜、平穏な夜を過ごしたようだ」とXに投稿した。

<イエメンへ戦火拡大の恐れ>

フーシ派の軍事報道官は、サウジの紅海側ヤンブーとジザンにある国有石油会社サウジアラムコの施設を攻撃し、成功したと述べた。

イエメンで軍事作戦を展開するサウジ主導の連合軍が24日、イエメン西部ホデイダ県にあるフーシ派の軍事施設を空爆したことを受けた措置とみられる。

アジアの商社筋によると、ジザンで燃料・石油貯蔵施設が損傷した可能性があるとの情報がある。

ギリシャ治安当局筋は、ヤンブーの石油施設を狙った弾道ミサイル2発を地対空ミサイル「パトリオット」で迎撃したと述べた。ギリシャ軍は、サウジとの合意に基づき、サウジ国内でパトリオットを運用している。

ヤンブーはサウジの紅海における主要な石油積出港で、日量数百万バレルが積み込まれており、イランに封鎖されているホルムズ海峡を迂回(うかい)するサウジ産原油の主要な搬出ルートとなっている。イエメン国境に近い紅海沿いのジザンには、日量40万バレルの処理能力を持つ製油所がある。

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