Colleen Howe
[北京 24日 ロイター] - アジア時間の原油先物は反落している。ただ、イエメンの親イラン武装組織フーシ派が紅海でタンカーを攻撃したことで2つ目の海上輸送の要衝が閉鎖されるとの懸念が広がったほか、カザフスタンが主要輸出ルートの停止を余儀なくされ、一時的に減産に踏み切ったことを受け、週間では上昇する見通し。
北海ブレント先物は0126GMT(日本時間午前10時26分)時点で0.72ドル(0.72%)安の1バレル=99.97ドル。ただ、週初からは13.5%上昇している。米WTI先物は0.70ドル(0.76%)安の91.49ドル。週間では10.9%高となっている。
ブレントは前日に7%上昇し、5月以来初めて100ドルを上回って清算していた。フーシ派のタンカー攻撃を受け、紅海からインド洋への出入り口となるバベルマンデブ海峡が閉鎖されるとの懸念が広がった。
IGのマーケットアナリスト、トニー・シカモア氏はリポートで「世界のエネルギー供給ルートへの締め付けが再び強まっている」と指摘した。
一方、カザフスタンのエネルギー省は23日、ウクライナのドローン(無人機)攻撃とみられる事案を受けて黒海の主要輸出ターミナルが閉鎖を余儀なくされ、石油会社が一時的に生産を削減したと発表した。
業界筋は21日、カスピ海パイプライン・コンソーシアム(CPC)がターミナルでのタンカー攻撃を受けて積み込みを停止し、カザフスタンからの原油受け入れも停止したと述べていた。
カザフのエネルギー省は減産規模について具体的に明らかにしなかったが、ある関係筋によると、同国最大の油田で生産量が半分以上削減されたという。