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[ワシントン/ドバイ 23日 ロイター] - トランプ米大統領は23日、イエメンの親イラン武装組織フーシ派が紅海でサウジアラビアの石油タンカー2隻を攻撃したことを受け、イランとフーシ派に対する「大規模な軍事的報復」を警告した。
トランプ氏は自身の交流サイト(SNS)「トゥルース・ソーシャル」への投稿で、フーシ派は米軍による攻撃以降、この1年間は責任ある行動を取ってきたと指摘。ただ「残念ながら、フーシ派は再び活動を始め、昨夜はサウジアラビアの船舶2隻を攻撃した。再びこうした行動を取れば、フーシ派はイランの代理勢力であるため、イランに責任があると見なす」とし、「イランに大規模な軍事的報復が加えられる。当然、フーシ派もその対象になる」と警告した。
フーシ派は20日、サウジアラビアに対する海上封鎖を即時に実施すると宣言。23日には海上封鎖の一環として2隻のサウジ石油タンカーを攻撃したと表明した。ホルムズ海峡の支配を試みるイランの動きと連動し、紅海でも石油輸送の要衝に混乱が生じるリスクが一段と高まっている。
米軍は23日夜もイランへのミサイル攻撃を実施。攻撃は13日連続となった。
米中央軍は23日夜、イランへの新たな攻撃を完了したと発表した。今回の攻撃は2時間余りに及んだ。声明で「米中央軍は、ホルムズ海峡を通航する民間船員や商船に対するイランの脅威をさらに低減するため、イラン軍の指揮センター、ドローン(無人機)の貯蔵施設、通信網、沿岸監視拠点、海上戦力を標的とした」と説明した。
イラン国営メディアによると、前日に続き、ホルムズ海峡のケシム島にミサイルが着弾した。
イランは、ヨルダンにある米国のミサイルシステム、武器・燃料貯蔵施設のほか、クウェートの米軍拠点を攻撃したと発表した。
ヨルダン軍によると、この1日でイランのミサイル4発と無人機6機に対処し、無人地帯に落下したミサイル1発を除いて全て迎撃した。
イランの革命防衛隊は、イラク国境にあるシャラムチェ検問所への攻撃への報復として、クウェートのアルアディリ基地にある米電子戦部隊を攻撃し、人的被害を与えたと発表した。
米国とクウェートは同基地での人的被害を報告していない。
イラン国営テレビによると、イラン軍報道官は、米国がイランのインフラや沿岸地域への攻撃を続ける限り、報復を継続すると述べた。
トランプ氏は米メディアのアクシオスとのインタビューで、イランに対する大規模な戦闘作戦の再開を真剣に検討していると明らかにし、近く決定する考えを表明。「イランはまだ十分な苦痛を受けていない」と語った。
同氏はまた、SNSへの投稿で、船舶や貨物に生じた「あらゆる損害」の賠償に、米国が保有・管理するイランの資金を活用する方針を示した。米国が凍結しているイラン資産を指したものだが、具体的な方法には触れなかった。