[23日 ロイター] - 米ゴールドマン・サックスは23日、2026年第4・四半期の北海ブレント原油の価格見通しを1バレル=80ドルに据え置いた。米国とイランの緊張が年末までに緩和すれば、中東からの供給減少が価格を支えるとの見方を示した。
• 同行はこの見通しについて、年後半の中東地域の生産減少による価格下支えを織り込む一方、6月の同地域の生産が予想を上回ったことや、中国、韓国、中東での需要鈍化による下押し圧力も反映していると説明した。
• 中東の生産減少、夏の季節的な旅行需要、経済協力開発機構(OECD)加盟国による戦略石油備蓄放出の急激なペース鈍化を背景に世界の在庫が引き続き取り崩される中、原油価格は7月と8月を通じて最近の上昇分の大半を維持すると予想している。
• ホルムズ海峡の開かれた状態が続くとの前提の下、北海ブレントと米WTIの27年の平均価格予想はそれぞれ1バレル=75ドル、70ドルに据え置いた。
• 予想には上下双方向のリスクがあるとし、ホルムズ海峡の混乱が続いた場合、26年第4・四半期までに北海ブレントは120ドルを超え、27年の平均価格は100ドルとなる可能性もあると指摘した。
• 下振れリスクとしては、供給が予想を上回り、需要の落ち込みがより長引いた場合、27年末までに北海ブレントは60ドル台前半まで下落する可能性があるとした。