[マニラ 22日 ロイター] - オーストラリアのウォン外相は22日、南シナ海で今月起きた中国とフィリピンの衝突事案に懸念を示し、「地域の国々は、この事にどう対応するかの選択を迫られている」と指摘した。東南アジア諸国連合(ASEAN)外相会議の会場で記者団に語った。
ウォン氏は衝突事案について「攻撃的」だとし、「(地域の)安定を損なう危険な行為だ」と述べた。
フィリピン政府は20日、同国海軍の要員一人が頭部を殴打されたと主張。中国政府はフィリピン側が挑発したと非難し、両国は互いの大使を召喚していた。
ウォン外相の発言について中国外務省の林剣副報道局長は定例記者会見で、オーストラリアは南シナ海の事案の当事者ではなく、関連する海洋問題に介入する権利はないと主張。「中国は関係国に対し、緊張をあおり対立を扇動するのをやめるよう求める」と述べた。