Bo Erickson
[マリエッタ(米ジョージア州) 22日 ロイター] - トランプ米大統領は22日、南部ジョージア州で開いた集会で演説し、全国的な投票要件の厳格化を訴えた。選挙の安全性を巡る主張を前面に押し出したが、一部の共和党員からは、同州で接戦となっている連邦上院選に悪影響を及ぼしかねないとの懸念の声が上がっている。
トランプ氏は2020年大統領選における同州での敗北以来、ジョージア州の選挙制度を繰り返し批判してきた。ロイターの集計によると、今年に入り、公の場やインタビューで少なくとも9回、同州の投票制度に疑問を投げかけている。
この日の演説では、同州での共和党候補の勝利について「不正やその他あらゆることが横行する中で、それほど簡単ではないだろう」と語った。
また、支持者に対し、スーン上院院内総務(共和党)に電話をかけ、全国的に投票要件を厳格化する政権の選挙法案の可決に向けて圧力をかけるよう呼びかけた。
今回のジョージア州での集会は、トランプ氏にとって先週ホワイトハウスでゴールデンタイムに演説し、米選挙の安全性に疑問を呈して以降、初の選挙運動イベントとなった。
トランプ氏はこの日、政治的に接戦となっている同州のマリエッタを訪問した。
ジョージア州の一部共和党員は、議会の支配権がかかる11月の中間選挙で、トランプ氏の発言が有権者の投票意欲を削ぎ、逆効果になる可能性を懸念している。
州が管理する選挙制度を擁護する保守系団体「ライトカウント」の州議長で、ジョージア州上院の元共和党トップ、エリック・ジョンソン氏は「トランプ大統領が選挙プロセスの正当性に疑問を投げかけると、支持者が投票に行く可能性が低くなる」と述べた。