[22日 ロイター] - 米国株式市場では、ハイテク株がまちまちの動きとなる中、ナスダック総合指数が下げを主導した。人工知能(AI)ブームを追い風とした株高の持続性を見極めようと、主要企業の決算に注目が集まった。
S&P総合500種は小幅安、ダウ工業株30種はほぼ横ばいで引けた。投資家が中東情勢の緊迫化も注視する中、原油先物は6週間ぶりの高値で取引を終え、インフレ懸念が強まった。
フィラデルフィア半導体指数は0.4%高。序盤の下げから持ち直し、3日続伸となった。
アルファベットとテスラによる引け後の決算発表では、多額のAI投資が実を結んでいるかどうかを示す新たな証拠に注目が集まった。
チャールズ・シュワブのマクロ調査・戦略責任者ケビン・ゴードン氏は「投資家はAI関連の投資先を選ぶ上で、以前よりはるかに選別的になっている」とし、この日の取引ではソフトウエア株と半導体株のパフォーマンスに大きな差があったと指摘した。
アルファベットは不安定な値動きとなり、1.5%安で取引を終えた。テキサス・インスツルメンツは決算発表前の通常取引を1%高で終えた後、時間外取引で下落した。同社が示した四半期売上高見通しは市場予想を上回った。
テスラは通常取引を1.3%安で終えた後、時間外取引でも3%安となった。第2・四半期のフリーキャッシュフロー(FCF)が2年超ぶりにマイナスに転じたことを嫌気した。
決算発表が集中する中、市場は今週、より大きな値動きにさらされやすくなっている。加えて地政学的緊張も警戒感を増幅させている。
トランプ米大統領は22日、イランがホルムズ海峡で船舶を標的にするたびに、イランの橋か発電所を破壊すると警告した。
シュワブのゴードン氏は「大型AI関連株の取引を除けば、原油相場の動きが市場を動かす要素になっている」と述べ、原油高がインフレ懸念をあおっていると指摘した。
サーバー大手スーパー・マイクロ・コンピューターは19.8%急伸。4―6月期に600億ドルを超える新規受注があり、6月末時点の受注残高が「過去最高水準」に達したと発表した。
これを受けて同業のデル・テクノロジーズは9.3%上昇し、ヒューレット・パッカード・エンタープライズも3%高となった。
通信大手AT&Tは3.5%高。第2・四半期の携帯加入者純増数が予想を上回った。フィリップ・モリス・インターナショナルは3.3%高。堅調なたばこ需要を背景に四半期決算が市場予想を上回ったことを好感した。
ニューヨーク証券取引所では値下がり銘柄数が値上がり銘柄数を1.26対1の比率で上回った。ナスダックでも1.86対1で値下がり銘柄が多かった。
米取引所の合算出来高は151億6000万株。直近20営業日の平均は190億5000万株。
終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード
ダウ工業株30種 52218.58 -6.06 -0.01 52287.14 52511.21 52148.87
前営業日終値 52224.64
ナスダック総合 25690.90 -146.30 -0.57 25693.72 25841.31 25681.33
前営業日終値 25837.21
S&P総合500種 7498.96 -10.24 -0.14 7497.47 7525.94 7485.85
前営業日終値 7509.20
ダウ輸送株20種 22599.05 -68.33 -0.30
ダウ公共株15種 1166.28 +24.08 +2.11
フィラデルフィア半 12410.67 +54.50 +0.44
導体
VIX指数 16.64 -0.41 -2.40
S&P一般消費財 1867.70 -15.87 -0.84
S&P素材 635.40 +9.08 +1.45
S&P工業 1513.18 +1.08 +0.07
S&P主要消費財 932.10 +3.53 +0.38
S&P金融 932.15 -1.19 -0.13
S&P不動産 286.55 -1.42 -0.49
S&Pエネルギー 906.97 +10.67 +1.19
S&Pヘルスケア 1857.75 -10.51 -0.56
S&P通信サービス 455.21 -5.97 -1.29
S&P情報技術 6694.96 +0.90 +0.01
S&P公益事業 466.80 +10.44 +2.29
NYSE出来高 11.58億株
シカゴ日経先物9月 ドル建て 66450 + 380 大阪比
限
シカゴ日経先物9月 円建て 66400 + 330 大阪比
限