[キーウ 22日 ロイター] - ウクライナ軍の総司令官に就任したミハイロ・ドラパティ氏(43)は22日、ロシアへの反攻作戦を強化し、新たな作戦を展開するよう任務を受けたと明らかにした。ゼレンスキー大統領が前総司令官のシルスキー氏(60)を解任し、その後任として21日任命された。フェイスブックで「大統領は明確な目標を設定した。全ての領域で攻勢を継続、強化する。敵陣後方で新たな作戦を展開するほか、技術を開発し、ウクライナ軍の戦力を強化する」と述べた。

空挺部隊の司令官を務めたスキビュク氏が参謀総長となる予定だという。ゼレンスキー氏はXに「実用的で効果的な(兵士)動員のプロセスを優先課題として特定した」と投稿した。

ドラパティ氏は経験豊富な指揮官として高く評価されている。一方、シルスキー氏の指揮スタイルは硬直化しており兵員の損失が大きいとの批判もあった。ゼレンスキー氏がシルスキー氏と対立していた改革派で技術通のフェドロフ国防相(35)を更迭したことを受け、シルスキー氏の解任とフェドロフ氏の復帰を求める抗議活動が、各地で数日間にわたり続いていた。

ドラパティ氏の要職起用に対しては「正しい選択だ」として「ゼレンスキー氏は抗議者の声に耳を傾けた」と評価する声が聞かれた。フェドロフ氏もドラパティ氏の任命を歓迎した。ゼレンスキー氏は、シルスキー氏らが今後軍にどう関わるかについてドラパティ氏と決めたと明かしつつ、詳細は示さなかった。

ロシアのペスコフ大統領報道官は、ウクライナの人事刷新に関して、戦況の変化につながるとは考えていないとの見方を示した。

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