[ロンドン 21日 ロイター] - イエメンの親イラン武装組織フーシ派は、海運各社に電子メールを送付、サウジアラビアの港湾で貨物の積み降ろしを禁止するとし、こうした活動を行えば「あらゆる場所で」標的とすると警告した。

フーシ派は20日、サウジアラビアに対する海上封鎖を宣言した。

ロイターが確認した複数の海運会社への20日付電子メールは「船舶はいかなるサウジの港湾でも貨物の積み降ろしを禁じられる」としたほか、「全ての取引において十分な注意と最大限の配慮を払うよう強く推奨する」と記した。この措置は20日の1201GMT(日本時間午後9時01分)に発効した。

サヌアを拠点とするフーシ派の人道作戦調整センター(HOCC)が送付したメールには「こうした活動を行えば、違反した船舶は制裁の対象となる」と指摘。さらに「イエメン軍の作戦行動が及ぶ範囲内のあらゆる場所で標的となる」と表明した。

メールを受け取った企業の関係者の一人は「(メールは)この海域における彼らの存在を改めて認識させるものだと受け止めている」と語った。

関係筋によると、サウジアラビアが運航するタンカーは既に、船舶自動識別装置(トランスポンダー)を切るなどの予防措置を講じている。サウジ国有石油会社サウジアラムコはコメントを控えた。

フーシ派の警告を受け、中国とインド向けにサウジ産原油を積載した石油タンカー2隻が21日、紅海でUターンし、スエズ運河に向かったことがLSEGの海運データで明らかになった。

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