[20日 ロイター] - 香港の取引所運営会社、香港取引所(HKEX)は20日、取引時間延長を含めて市場へのアクセス性を高めるための改革案を検討していることを明らかにした。
取引所の広報担当者はロイターに電子メールで「HKEXは国際金融センターとしての香港の競争力を継続的に高めるために尽力している」とし、「現在はデリバティブ市場の取引時間延長案を最優先で検討しており、実現には市場関係者との協議や規制当局の承認が必要となる」と説明した。現物市場の取引時間見直しについては、非常に初期の検討段階にあるとしている。
ブルームバーグは、HKEXが株式取引の開始時刻を現在より30分早め、昼休みを廃止する案などを精査しており、主要証券会社や取引会社に対してこの数週間に改革案を伝達したと報じていた。
ブルームバーグによると、香港取引所の改革案は、「南行き」と呼ばれる株式相互取引(ストックコネクト)で中国本土の投資家が香港株式市場に参加できる仕組みに疑問を投げかける可能性がある。2025年の香港株式市場の取引高のうち約23%は「南行き」が占めていた。
香港株式市場の取引時間を巡る議論はこれまでも物議を醸してきた。11年には午前の取引の開始時刻を香港時間(HKT)午前9時半に変え、昼休みを段階的に短縮したが、労働環境が悪化するとして証券会社から抗議の声が上がった。