[シンガポール 20日 ロイター] - 20日アジア時間の原油先物は約3%超上昇し、北海ブレント先物が1バレル=90ドルを上回った。米国とイランによる攻撃の応酬が激化し、ホルムズ海峡のエネルギー輸送に支障が出ている。

2343GMT(日本時間午前8時43分)時点で、北海ブレント先物は2.69ドル(3.05%)高の90.79ドルと、6月11日以来の高値を付けた。前週は15.9%上昇し、4月以来の大幅な上昇率を記録していた。

米WTI先物は2.19ドル(2.65%)高の84.68ドルと、6月12日以来の高値。前週は15.5%上昇し、3月初め以来の大幅な上昇率を記録していた。

米中央軍は、9夜連続となる対イラン攻撃を開始したと発表した。

双方はここ数日、海上輸送を標的にしている。米国がイランの港湾に対する海上封鎖を実施しているとする一方、イランはホルムズ海峡の航行規則に違反する船舶を標的にしていると主張している。

こうした中、英海事機関(UKMTO)は20日未明、オマーンのクムザール北西沖で船舶1隻が炎上していると明らかにした。

バークレイズのアナリスト、アマルプリート・シン氏はリポートで「二重の封鎖が再開される中で、この地域からの持続可能な原油輸出水準がどの程度なのか、今後数日から数週間でより明確になるだろう」と指摘。その上で「現状では、原油市場は在庫への潜在的な影響について依然として楽観的すぎると考える。在庫は開戦当初と異なり、過去5年で最もタイトな水準にある」と述べた。

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