Yuliia Dysa Max Hunder Dan Peleschuk
[キーウ 16日 ロイター] - ウクライナのゼレンスキー大統領は16日、国防相代行に保安局(SBU)長官代行のフマラ氏を任命した。これに先立ち、キーウなど各地では、フェドロフ国防相(35)が解任されたことを受け、同氏の復帰を求める異例の抗議活動が発生した。
ゼレンスキー氏はメッセージアプリ「テレグラム」への投稿で、フマラ氏の任命について、SBUはロシアに対する長距離攻撃の実施において優れた実績を上げており、その経験は国防相としての職務を担う上での強みになると説明。議会に同氏の正式承認を求めた。
これに先立ち、キーウなど各地では、フェドロフ氏の解任を受け抗議活動が発生。ロシアからの軍事侵攻を受ける中での異例の抗議デモとなった。フェドロフ氏は国防相就任後、兵力面で劣勢に立つウクライナ軍を改革する取り組みを主導。テクノロジーの知見も高く、デジタル転換相も務めた。
キーウでは1000人以上が大統領府の外に集まり、フェドロフ氏でなく、シルスキー氏を更迭するよう求める抗議者もいた。
ゼレンスキー大統領は12日、政府と法執行機関に「刷新」が必要だと主張し、内閣改造を表明。議会は16日、辞任したスビリデンコ首相の後任に、国営ナフトガスの最高経営責任者(CEO)セルヒー・コレツキー氏を承認した。
2022年からロシアの侵攻を受けるウクライナはロシアに攻勢をかけているものの、防空能力が不十分で、ロシアは弾道ミサイルなどでの攻撃態勢を強めている。
ロシア大統領府報道官は記者団に、ウクライナの内閣改造の動きを注視していると述べた。