Jana Choukeir Nayera Abdallah
[ドバイ 16日 ロイター] - イランは16日、ホルムズ海峡は侵すことのできない「レッドライン」だと表明した。トランプ米大統領がイランのインフラを攻撃するとの威嚇を実行に移せば、湾岸地域全域の全インフラを標的にすると警告した。
米国は15日、5夜連続となる攻撃を実施。ホルムズ海峡の航行再開を目指し、イランの全港湾に対する海上封鎖を続けた。
イラン陸軍報道官のモハンマド・アクラミニア准将は16日、ホルムズ海峡はイランが確固たる支配を維持する「レッドライン」だと強調。
「米国は南部沿岸のわが国の一部基地を攻撃することでこの戦略的な海峡を掌握できると考えたようだが、イラン・イスラム共和国は領土のいかなる地点からもホルムズ海峡を支配下に置く能力を持っており、沿岸や島しょに依存するものではない」と語った。
トランプ氏は14日、イランが交渉を再開しない限り、来週にもイランの発電所や橋を攻撃すると威嚇した。
アクラミニア氏は、トランプ氏が威嚇を実行した場合、イラン軍は地域全体の「残る全てのインフラ」を攻撃すると表明。これまでの攻撃よりも一段と厳しく、範囲も広く、破壊的なものになると述べた。
イランは16日、クウェートとヨルダンの米軍基地を攻撃したと発表するとともに、米国による対イラン攻撃を容認する国は報復を免れないと近隣諸国に警告した。
イラン軍は声明で「近隣諸国は、米国に基地を提供してイランへの攻撃を容認することは、受け入れられない行為であり、報復を免れないと知るべきだ」とした。