[リマ 15日 ロイター] - ペルー中央銀行のベラルデ総裁は15日、今後数カ月はエルニーニョ現象が経済活動を圧迫する公算が大きいと警告した。

ペルー国家統計情報庁(INEI)によると、5月の国内総生産(GDP)伸び率は、エルニーニョ現象の影響で前年同月比1.8%と、今年最も低かった。ロイター調査の市場予想(3.2%)と4月の3.73%をともに下回った。

ベラルデ氏は、今後数カ月の統計は既に発生しているエルニーニョ現象の影響を受けるため、あまり良くないだろうと指摘した。ただ、ペルーが輸出する鉱物が「異例の」高値となっているため、より広範な経済環境は引き続き良好だと述べた。

GDPの主な押し下げ要因は漁業の73.1%減。エルニーニョ現象に関連した海面水温の上昇により、カタクチイワシなどの魚がより深い海域に移動したことが背景という。

INEIによると、製造業生産も10.7%減少。気候変動が繊維産業の生産サイクルにも影響した。

業界団体は、強いエルニーニョ現象が北部の綿花生産に影響を与えるほか、冬物衣料の需要減退、降雨や洪水による物流の混乱をもたらす恐れがあると警告している。

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