[ビリニュス 14日 ロイター] - リトアニアのシンケビチュウス首相は14日の首相就任初日に、同国が2021年に「台湾」の名称を用いた代表処(代表部に相当)の設置を認めた判断について、勇み足だったかもしれないと述べ、中国との関係修復に取り組む考えを示した。

議会での質疑で台湾代表処を巡る問題について「われわれは以前の状態に戻ることを望んでいる。中国とは長年にわたる関係があったが、その後、あの政治的な決定が行われた。勇気ある決断だったが、勇み足だったのかもしれないし、当時の欧州の流れの中では突出したものだったかもしれない。欧州の他国と同じレベルの対中関係を築きたい」と述べた。

さらに記者団に対し、台湾代表処の名称を変えなくても中国との関係修復は可能との考えを示した上で「外務省はいくつかの対応策の選択肢を持っている」と発言した。具体的な内容には触れなかった。

新政権は政策綱領に、リトアニアと中国の双方が大使を再び派遣する水準まで関係を「正常化」することを目標として盛り込んだ。

中国はリトアニアが台湾代表処設置を認めたことに反発して、21年に同国との外交関係を格下げし、両国間の貿易関係にも悪影響が生じている。中国外務省報道官は今年2月、リトアニアとの関係について「対話の扉は開かれている」とする一方で「リトアニアは関係改善の意思を具体的な行動で示し、自らの誤りを速やかに正すべきだ」と述べていた。

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