Wa Lone Maria Tsvetkova

[トロント/ニューヨーク 15日 ロイター] - カナダのオンタリオ州北西部で発生した山火事による煙が空を覆い、州都トロントの大気質は15日、世界の主要都市の中で最悪のレベルとなった。米北東部にも影響が広がっており、当局は健康に関する警告を出し、住民に屋外活動を控えるよう呼びかけた。

カナダ環境省はトロントの大気質健康指数(AQHI)が「非常に高いリスク」に分類される「10プラス」と発表。予報では16日夜まで危険な状態が続く可能性があるとしている。

米ニューヨーク市でも影響が出始めた。隣接するニュージャージー州では19日にサッカー・ワールドカップ(W杯)決勝戦が予定されている。地元当局は大気の質が健康に悪影響を及ぼす水準に達したとして警報を発令し、住民に対し15日と16日に屋外に出る場合には「激しい屋外活動」を控え、こまめに休憩を取るよう呼びかけた。

米国立気象局は、煙が週末にかけても残る可能性があると述べた。

スイスの大気質モニタリング会社IQエアによると、トロントの大気の質は世界の主要都市で最悪となり、キンシャサやデリーを上回った。ニューヨークは5位だった。

カナダ政府によると、15日時点で全国で835件の山火事が発生しており、うち112件は制御不能とみられている。

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