[ロンドン 15日 ロイター] - 英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)は15日、アンディ・バーナム英下院議員(労働党)が来週の首相就任時に、財務相にシャバナ・マフムード内相を指名する見通しだと報じた。3人の事情通がバーナム氏の考えとして話した。
財務相にはより左派的なエド・ミリバンド・エネルギー相が就くとの観測があったが、マフムード氏の就任有力が報じられたことで、英ポンドはユーロに対して約1年ぶりの高値まで上昇した。
マフムード氏の報道担当者はコメントを差し控えた。バーナム氏の陣営はコメント要請に直ちには応じなかった。
マフムード氏は移民問題で強硬な姿勢を取ってきた一方、経済政策の経験はほとんどない。ただネットゼロ(温室効果ガス排出実質ゼロ)の目標達成に向けた政策の推進が一部企業から不評を買っているミリバンド氏に比べると与党労働党内ではより右寄りの立場にある。
一方バーナム氏は動画投稿サイト「ユーチューブ」で公開されたインタビューで、国の財政状況を慎重に評価するつもりだとしつつ、たとえ増税することになっても、困難な決断を下すことを恐れないと表明。「財政を健全に保つためには相当な努力が必要となり、どこかの時点でもう少し負担をお願いしなければならないかもしれない。しかしそうした決定は現段階ではなく、将来の話だ」と語った。