[香港 14日 ロイター] - 中国のメモリーチップ最大手、長鑫存儲技術(CXMT)が、7月27日に上海証券取引所の新興企業向け市場「科創板」に上場する予定だ。関係者2人が明らかにした。

CXMTは9日、新規株式公開(IPO)に向け、15日からブックビルディングを開始すると発表した。295億元(43億5000万ドル)の調達を目指す。調達資金は生産ラインと技術の更新に充てるとしている。

CXMTのIPOは、アジアで今年最大規模、中国A株(人民元建て株式)の半導体銘柄としては2020年の中芯国際集成電路(SMIC)以来の大型上場となる見通しだ。 

関係者によると、上場式典には政府当局者や取引業者の幹部が出席する予定。

CXMTは、世界第4位のDRAMメーカー。2025年の市場シェアは約7.7%だった。

世界的に半導体株の動きが不安定になる中、CXMTの上場は、中国株式市場の流動性を低下させる可能性がある。しかし一部アナリストは、流動性が枯渇することはないとみる。野村のグレーターチャイナ半導体アナリスト、ドニー・テン氏は、AI業界の前例のない需要を挙げ、「メモリーの供給は依然として不十分だ」と指摘。AI需要が構造的に堅調で、ハイパースケーラー(大規模クラウド事業者)が設備投資を続ける限り、市場全体は最終的にこのIPOによる流動性の吸収を消化できるとの見方を示した。

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