<この再会は土壇場で実現していた>
英王室を離脱したヘンリー王子(王位継承順位5位)がメーガン夫人とアーチー王子、リリベット王女を伴って一時帰国し、チャールズ国王と再会する里帰り計画がすったもんだの末、7月10日午後に実現したとバッキンガム宮殿が発表した。
国王とカミラ王妃がグロスターシャーの私邸ハイグローブにヘンリー王子ら4人を迎えた。公的な写真や詳細は一切公表されず「プライベートな家族行事」として扱われた。英日曜紙サンデー・タイムズ(11日付)によると、ヘンリー王子は幸せそうだったという。
がん治療を続ける77歳の国王が米国で暮らす孫と再会するのは実に約4年ぶり。アーチー王子とリリベット王女が英国の地を踏むのは2022年6月の故エリザベス女王のプラチナ・ジュビリー以来のことだ。メーガン夫人にとっても同年9月の女王の国葬以来の訪英となった。
訪問は欧州での休暇先から秘密裏に極めてスムーズに行われた
これまでヘンリー王子は「警察の警護なしに家族を英国に連れてくるのは安全ではない」と主張していた。今回の再会は欧州での休暇先から秘密裏に極めてスムーズに行われた。しかし劇的な再会の直前にもヘンリー王子は王室に大きな波紋を広げた。
英大衆紙デーリー・メールの発行元を相手取ったプライバシー裁判で敗訴したヘンリー王子は直後の声明で「完全かつ明白なごまかし」と判決を批判した。高等法院の判事だけでなく、国王の名の下で機能している司法制度全体を攻撃した声明に宮殿の誰もが呆気にとられたという。
国王の側近はヘンリー王子が王室敷地内で自身の正当性をアピールすることを警戒し、ヘンリー王子が期限内に宿泊の申し出を受け入れなかったことを口実にバッキンガム宮殿の利用を拒否。王子側と宮殿側が「ブリーフィング合戦」を繰り広げる泥仕合となり再会が危ぶまれていた。