[10日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのストゥルナラス・ギリシャ中銀総裁は10日、米国とイランの間で新たな攻撃の応酬があり、エネルギー価格が再び上昇したことを受け、ユーロ圏の高インフレ対策においてECBは振り出しに戻ったと述べた。

ECBは6月の理事会で政策金利を引き上げたが、投資家の間では、米国とイランの戦闘が燃料費に及ぼす影響を抑制するため、今後1年間でさらに2回の利上げが行われるとの見方が広がっている。

ストゥルナラス氏は10日、ギリシャで開催されたイベントで、「敵対行為が再び始まった」と述べ、「われわれは振り出しに戻ったわけだ。これは中東情勢がいかに不安定で変動しやすいかを示しており、その結果として、インフレ予測を取り巻く不確実性、ひいては政策が直面しなければならない課題も浮き彫りにしている」と語った。

先週、4人の情報筋がロイターに語ったところによると、米国とイランの停戦合意を受けてエネルギー価格が予想外に急速に下落したことで、7月22-23日の次回理事会でECBが再び利上げを行う圧力は和らいでいた。

しかし、戦闘終結に向けた合意が危ぶまれる兆候が見られることから、ここ数日、市場ではECBの利上げ観測が再び強まっている。

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