[10日 ロイター] - 英格安航空会社(LCC)のイージージェットは10日、米プライベートエクイティ(PE)アポロ・グローバルによる57億ポンド(76億5000万ドル)の買収提案に原則合意したと発表した。
イージージェットは5日に米投資会社キャッスルレイクによる55億ポンド規模の買収で基本合意していたが、アポロの提案を受けて、もはやキャッスルレイクの提案を推奨する意向はないと表明した。
アポロが提示した条件は、イージージェット株1株当たり約7.15ポンド。キャッスルレイクは同6.90ポンド。
イージージェットとアポロは共同声明で「今回の現金による買収提案は、キャッスルレイクの最新提案を上回るキャッシュバリューを提供することで、イージージェット株主にとってより有利な結果をもたらす」と述べた。
アポロは、「LCCモデルを進化させ強化するというイージージェットの現行戦略を支持している」と表明。買収完了に必要な当局の審査や欧州連合(EU)の補助金関連の承認に向けて「あらゆる必要な措置」を講じる方針を示した。買収が成立した場合、イージージェットとステリオス・ハジイオアヌ氏のイージーグループとの既存のブランドライセンス契約を継続し、イージージェットのブランドを維持する計画だと説明した。
イージージェット株は10日序盤の取引で一時15%上昇し、2022年2月以来の高値となる6.75ポンドを付けた。ただ、アポロおよびキャッスルレイクの条件を下回っている。
アポロは8月7日までにイージージェットに対する最終提案を発表しなければならず、さもなければ撤退することになる。キャッスルレイクの期限は8月3日までとなっている。