Mayu Sakoda
[東京 10日 ロイター] - 「無印良品」を展開する良品計画は10日、2026年8月期通期の連結純利益予想を従来の620億円から670億円に上方修正した。今期業績予想の引き上げは2回目。前年比の増益率は21.9%から31.8%に伸長し、最高益を見込む。為替の影響に加え、海外事業を中心に売り上げが好調に推移。収益性の改善も進んだ。IBESがまとめたアナリスト17人の予想平均638億円を上回った。
第3・四半期累計ベースでは各利益段階で過去最高を更新した。営業利益は、海外事業が前年同期比36.8%増の578億円、国内事業が同23.9%増の511億円だった。海外事業の増益分のうち、為替影響は11億円。中国大陸事業では、現地開発比率を高める現地マーチャンダイジング(MD)やマーケティング施策の強化に加え、店舗の小規模改装も業績に寄与した。国内事業では、イベントによるプロモーション効果で安定的な増収を維持し、システム障害からの復旧後はEC売上も改善した。
中国大陸事業が堅調に推移する中、販管費率は増収に伴って改善した。清水智社長は国内事業について、第3・四半期累計時点では「まだまだ収益性改善が進んでいない」と指摘。「運搬費は改善しているものの、人件費やその他費用にはなお改善の余地がある」と述べた。
為替については、長期の為替予約で大部分を固定しており、中期経営計画にも織り込み済みと説明。その上で、資源高や円安に伴うコスト増には企業努力で対応し、必要最小限の価格改定を行う方針に変わりはないとした。
年間配当予想は1株当たり32円で据え置いた。