グランドバレー州立大学のディアナ・ワイベル教授によると、月面での生活は、近未来的な宇宙コロニーというよりも、孤立した研究基地での生活に近いものになりそうだ。

「意外に思うかもしれないが、月面での日常生活はSF的な感覚は薄く、例えば南極のマクマード基地のような辺境の研究基地での生活に近いものになるだろう」。ワイベルは本誌にそう語った。

「毎日、設備のメンテナンスや安全点検、清掃、非常に研磨性の高い月の塵から機器を守る作業でほぼ1日が終わるだろう」とワイベルは言い、当初は「非日常的な環境」に感じられたとしても、すぐに普通の職場になると言い添えた。

ソワーズも、最初の月面基地はまず常設の研究施設として運用され、その後大型の施設へ発展すると予想する。月はいずれ、一大産業集積地となって宇宙空間の製造活動を支え、月の資材を使って太陽光発電衛星のような大型の構造物を建設する拠点になるだろうとソワーズは語った。

2032年までに継続的な人類の居住を実現する、というNASAの目標をソワーズは評価する。ただ、「不具合や障害」への対処は避けられず、計画には遅れが出るだろうと予想している。

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