Kentaro Sugiyama

[東京 10日 ロイター] -

ドル/円 ユーロ/ドル ユーロ/円

午後3時現在 161.58/161.59 1.1439/1.1441 184.84/184.86

午前9時現在 162.36/162.38 1.1430/1.1436 185.63/185.64

NY午後5時 162.37/162.40 1.1430/1.1431 185.57/185.63

午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場終盤に比べてドル安/円高の161円半ばで推移している。朝方は162円半ばで推移していたが、仲値公示前から下押しが強まり、正午前にかけて161.28円まで下落した。その後は下げ渋り、161円半ばで方向感を探る展開となった。

下落の過程では、片山さつき財務相兼金融相が年金基金の投資に絡む発言をしたことが材料視されたという。

片山氏は「GPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)をはじめとする年金基金に、日本の金融資産にさらなる投資をしていただく後押しをする方策を追求したい」などと語った。

片山発言について、市場からは「本気であれば、利上げや為替介入といった要因より長期的に続く円買いストーリーになる。一方、続報が出ず一発だけのにおわせにとどまれば、すぐに買い戻しとなり、再び162円台に回帰する可能性もある」(ステート・ストリート銀行の東京支店長、若林徳広氏)との声が出ていた。

来週は米国の経済指標や、ウォーシュFRB議長の議会証言が注目されている。米国の早期利上げ観測が見直され、日銀の利上げに対する慎重な見方も修正されれば、ドル売り/円買いが優勢となる可能性がある。

市場からは「来週は中東情勢や原油相場を確認しながら円高余地を見極める展開になりそうだ」(SMBC信託銀行の二宮圭子シニアFXマーケットアナリスト)との声が出ている。当局が下押しが強まったタイミングに合わせて実弾介入を実施することも引き続き警戒される。

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