Francesco Canepa

[フランクフルト 10日 ロイター] - 銀行のプライベートクレジット市場へのエクスポージャーについてより明確な実態を把握しようとする欧州連合(EU)が米財務省の抵抗に直面している。当局者が明らかにした。

欧州当局は、規模が約2兆ドルと推定され、その多くが米国に集中している世界のプライベートクレジット業界について、情報開示の不足、不透明な評価、複雑な資金調達構造などへの懸念を強めている。

複数の関係筋によると、情報開示を強く求めているが、米財務省は情報が機密であることや、企業に不必要な負担を強いることになるとして、広範なデータ共有に抵抗している。

他の当局者によると、米国と欧州の当局間協議は金融安定理事会(FSB)を含む国際的なフォーラムで行われている。

FSBの広報担当者は、データの不備や定義の相違により、プライベートクレジットリスクを各国の間で比較することが困難だとし、情報開示拡大と報告基準共通化の必要性を強調した。

一部の欧州当局者は、さらなる情報が得られない場合、潜在的な損失をカバーするため、銀行に対してより厳しい自己資本規制を課さざるを得なくなる可能性があると警告している。

米連邦準備理事会(FRB)、米財務省の広報担当者はコメントを控えた。

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