Nell Mackenzie Amanda Cooper

[ロンドン 9日 ロイター] - ゴールドマン・サックスの8日付リポートによると、一部のヘッジファンドはここ数週間、市場変動が激しくなる中で「混雑した取引」に巻き込まれた結果、約1年ぶりの不振に陥っている。

アルゴリズムを用いて市場トレンドに沿って取引するシステマティック運用型(クオンツファンドとも呼ばれる)が年初来リターンの4分の1を失ったという。このグループの年初来リターンは現在10.8%。6月22日時点では14.4%だった。

リポートによると、損失は現在市場で最大かつ最も混雑した分野の一部(米国株式、アジア先進市場株式、そして比較的規模は小さいものの欧州)に対する売りポジションから生じた。

半導体メーカー株の激しい値動きにより、6月下旬から7月上旬にかけてもともと取引環境は難しい状況にあったが、特に韓国市場における個人投資家の高水準レバレッジが株価変動の多くをさらに増幅させた。

ゴールドマンによると、ファンダメンタル運用型(個別銘柄選択型=ストックピッカ​ー)は、混雑したハイテクセクターの取引に巻き込まれた結果、同期間に2.2%のマイナスリターンとなった。しかし、このグループは年初来では依然として15.5%のプラスとなっている。

こうしたストックピッカ​ーはこれまで大部分が利益をもたらしていたAI(人工知能)関連の取引から「積極的に」撤退しているという。

この大規模な撤退により、ヘッジファンドのレバレッジは過去1年で最低水準まで低下している。

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