その才能に殺されそうだ
――演技での最大の苦労は?
彼のさまざまな顔や感情を、1人の人物像にまとめ上げることだったと思う。
最初は明るく、色彩豊かで、エネルギーにあふれた人物として登場する。でも物語が進むにつれ、サリエリや神、物語の中の出来事によって少しずつ暗くなり、すり減っていく。
その変化に一貫性を持たせることは、最高に刺激的な挑戦だった。
――ベタニーとのあの関係性は、どうやって築いた?
僕たちはそれぞれが演じる人物を、神という共通の父を持つ兄弟のような存在として捉えようと話した。
サリエリは神に見放されたと感じている。なぜ神を敬おうともしないモーツァルトに、天賦の才能を授けるのかと。
でもモーツァルトのほうは「その才能に殺されそうだ」という思いだ。人のためにあれほどの音楽を生み出す使命を負うのは、肉体だけでなく自分という存在まですり減らすほどつらい。
――『ホワイト・ロータス』以降、キャリアの変化は?
あの作品に参加できたのは実に幸運だった。クリエーターのマイク・ホワイトから多くを学んで、今までなら巡ってこなかったようなチャンスに恵まれるようになった。
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