[クアラルンプール 9日 ロイター] - マレーシアを訪問したタイのアヌティン首相は9日、アンワル首相とプトラジャヤで会談した。両国国境の経済特区の開発に取り組む方針を示すとともに、二国間水産物貿易に関する問題を解決したと発表した。

タイ政府は5月、化学残留物への懸念からマレーシア産のスズキについて輸入規制を導入した。マレーシア政府は6月、食品安全管理を理由にタイ産エビの一部を一時的に輸入禁止とした。

会談終了後、アンワル氏は会見で「水産物に関する懸案事項を解決した。(輸入再開を)1週間以内に実施することで合意した」と述べた。

国境の経済特別区の開発を進め、両国間の出入国管理と税関の交流を促進することで合意したと説明した。両氏は、農業協力に関する覚書の署名式にも立ち会った。

両氏は10日に北部ケダ州を訪れ、タイ側の税関・入国管理施設につながる新たな国境検問所の開所式に出席する。

マレー系イスラム教徒が多数を占めるタイ南部では最近、分離独立派の武装勢力に関連した暴力事件が急増している。

アヌティン氏は会見で「暴力に終止符を打ち、タイ南部の国境周辺地域の課題に対処することが、政府の最優先事項だ」と述べた。

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