韓国・金浦空港の様子
韓国・金浦空港の様子(撮影=筆者)

韓国人の海外旅行先支出の6割が日本

韓国の旅行収支は統計を取り始めた1998年以後、最大の赤字を記録した。外国人が韓国で消費した観光収入218億9000万ドルに対し、韓国人が海外旅行で消費した観光支出は314億ドルで95億1000万ドルの赤字となった。その60%を日本が占めている。

対日旅行収支は、新型コロナウイルスで渡航が制限された2020年に3億6870万ドルの黒字を計上、翌21年も1億2990万ドルの黒字だったが、コロナ収束後の2022年に5億7570万ドルの赤字に転落。2023年は対日赤字が40億6670万ドルに増え、2024年には49億1260万ドルまで拡大した。

訪日韓国人は訪韓日本人の2.6倍

赤字の要因は訪問者数と消費額の双方が増加しているため。2025年に日本を訪れた韓国人は946万人で、韓国を訪れた日本人は365万人。いずれも過去最多を記録したが2.6倍の開きがある。さらに訪日韓国人の旅行支出84億4270万ドルを訪問者数で割ると1人あたり892.6ドルとなる一方、日本人1人あたりの韓国での消費金額は750ドルにとどまっており、約20%の差がある。

訪韓日本人観光客の支出額の低さは、調査にも現れている。韓国文化体育観光部が今年5月に発行した「2025外来観光客調査」によると、日本人旅行者が韓国旅行で支出した金額は838.3ドルで調査対象国の平均1327.3ドルを大きく下回る。

韓国旅行上位10カ国で支出が最少という日本

訪韓上位10カ国中、1人当たりの支出が最も多いのは1635.8ドルのシンガポールで、米国の1538.5ドル、中国1503.0ドル、香港1377.1ドル、マレーシア1362.1ドルと続いており、日本に次いで少ないフィリピンは1084.5ドル。日本だけが1000ドルを下回っている。

日本に次いで旅行収支で韓国が赤字になったのは、米国の47億1350万ドルで、東南アジアが20億5230万ドル、EUが9億1190万ドル、中東2310万ドルの赤字である。一方、訪韓1位の中国に対しては37億6980万ドルの黒字となっており、中南米にも2550万ドルの黒字だった。

韓国企業、続々と日本へ投資
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