[ニューヨーク 7日 ロイター] - 米ニューヨーク(NY)連邦準備銀行は7日、金融機関の根本的な健全性が脅かされている状況下では、銀行取り付け騒ぎがより深刻な問題へと発展するとした新たな研究結果を公表した。
NY連銀の研究者らはブログ記事で、小さなショックが「広範囲にわたる」銀行パニックを引き起こすという説を裏付けるデータは「ほとんどない」と記述。「銀行取り付けが破綻につながり、銀行の経営危機が深刻な経済的混乱を引き起こすためには、銀行のファンダメンタルズ(基礎的条件)が脆弱であることが必要条件だ」と指摘し、「取り付けは脆弱な銀行でも強固な銀行でも発生し得るが、取り付けが銀行破綻に至るためにはファンダメンタルズの脆弱さが不可欠」と付け加えた。
研究結果はAI(人工知能)を活用した新しいデータベースに基づいていると説明。「われわれは大規模言語モデルを用いて、数百万ページに及ぶデジタル化された過去の新聞記事から銀行取り付けに関する情報を抽出し、米国史上最も包括的な銀行取り付け騒ぎデータベースを構築した」と述べた。