[パリ 7日 ロイター] - フランスのレスキュール経済・財務相は7日、成長見通しの悪化により2026年の財政赤字削減目標が達成できない恐れがあり、追加の歳出削減措置が必要になる可能性があると述べた。
議員向けの財政報告で、年初の景気低迷とイラン戦争による影響を受け、政府の成長率見通しを従来の0.9%から0.7%に引き下げたと説明した。
レスキュール氏は議員との会合後、「財政赤字を国内総生産(GDP)比5%とする目標の達成は明らかに困難になっている。可能な限りこれに近づけるようあらゆる手を尽くす」と記者団に述べた上で、「下半期が極めて重要になる」と指摘した。
アミエル予算相は、既に実施済みの緊急歳出削減60億ユーロに加え、想定外の歳出を相殺するため30億ユーロ(34億3000万ドル)の追加的な歳出削減や凍結が必要になるとの見方を示した。
地方政府の歳出も財政赤字目標達成のリスク要因で、財務省は最大20億ユーロの超過が生じる可能性があると指摘している。
来年の大統領選を控え、3兆5000億ユーロに上っている債務がさらに膨らみ続けるとの懸念が強まる中、財政の逼迫は9月に策定される27年予算案の作成を複雑にしている。