Renju Jose
[シドニー 7日 ロイター] - オーストラリアのアルバニージー首相とソロモン諸島のワレ新首相は7日、ソロモン諸島の首都ホニアラで首脳会談を行った。2国間関係を深化させることで一致するとともに、中国が太平洋で原子力潜水艦から弾道ミサイルの発射実験を行ったことを批判した。
アルバニージー氏は会談後の共同記者会見で、太平洋の平和と安全を損なう恐れのある行動を望まないと述べた。
「これが地域を不安定化させる中国による挑発的な行為であることは疑いない」と語った。中国は試射の48時間前までに通告するという標準的な手順を踏まなかったと指摘した上で、ミサイルが原子力潜水艦から発射されたことこそが「真の懸念」との認識を示した。
ワレ氏は「(中国は)ソロモン諸島の良き友人だが、これは友人がするようなことではない」と批判した。「中国であれ米国であれ、これ以上どの国にも太平洋諸島地域でICBM(大陸間弾道ミサイル)の試験をしてほしくない。この点が重要だ。友人であるならわれわれを脅かさないでほしい」と述べた。
ソロモン諸島は2022年に中国と安全保障協定を締結し、太平洋諸国の中で中国と最も緊密な関係にあるとみられてきた。5月に就任したワレ氏は、先月のオーストラリア公式訪問中、同国と包括的な条約の交渉を進めるとともに、中国との安全保障協定を見直す意向を示していた。
<条約交渉を加速へ>
両首脳は新たな包括的条約の交渉を継続することで合意した。
アルバニージー氏は可能な限り速やかに交渉を加速させたいとし、ソロモン諸島との包括的な条約や取り決めの締結を目指していると述べた。「内容を重視しており、急いで質を犠牲にするつもりはないが、これまで非常に建設的な議論ができた」と語った。
ワレ氏は「協議すべきことは多く、今後の活発な対話を期待している」と述べた。
太平洋歴訪の一環としてホニアラを訪れているアルバニージー氏はXに「オーストラリアとソロモン諸島はパートナーシップを強化している」と投稿した。「オーストラリアの安全保障は太平洋から始まる。われわれは常に隣国のために駆けつける」と記した。
オーストラリアは6日にフィジーと相互防衛同盟を締結した。先月はバヌアツと開発・安全保障協定に調印した