足元の株価は昨年11月の高値から大きく調整していますが、業績や株主還元策を見るかぎり、企業価値そのものが大きく損なわれたわけではありません。来たる7月、ソニーが巻き返しを図る一か月となる可能性は大いにあるでしょう。
ただし、市場の期待を上回れば「出遅れ株」から「評価修正が進む企業」へと見方が変わる一方で、市場期待に届かないことも想定しておく必要があります。円高進行やゲーム事業の成長鈍化のほか、AI関連への資金集中が止まらず、ソニーの再評価が遅れる可能性もあります。
そうした点に留意しつつも、最高益・自社株買い・増配、そして、第1四半期決算を考え合わせると、今年の7月相場でソニーグループは見直し候補の筆頭に挙げられるのではないでしょうか。
[筆者]
岡田禎子(おかだ・さちこ)/個人投資家、ファイナンシャル・プランナー
証券会社、資産運用会社を経て、ファイナンシャル・プランナーとして独立。資産運用の観点から「投資は面白い」をモットーに、投資の素晴らしさ、楽しさを一人でも多くの人に伝えられるよう活動中。個人投資家としては20年以上の経験があり、特に個別株投資については特別な思い入れがある。さまざまなメディアに執筆するほか、セミナー講師も務める。日本証券アナリスト協会検定会員(CMA)、ファイナンシャル・プランナー(CFP)。note:https://note.com/okapirecipe_555
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