沈黙とは何もしないことではない
「沈黙を恐れる人は、沈黙というものを誤解している」と、インドの精神的指導者グルデブ・シュリ・シュリ・ラビ・シャンカールは本誌に語る。
「沈黙とは、何もしないことではない。内なる雑音──人生をどう認識し、どう反応するかをゆがめる心のざわめき──がない状態のことだ」
現在70歳のラビ・シャンカールは、心の中でマントルを唱える超越瞑想(TM)を学び、1981年に非営利団体「アートオブリビング」を設立。呼吸法や瞑想を通じたストレスマネジメントと心のウェルビーイングを世界中で実践している。
ラビ・シャンカールによれば、瞑想は内なる雑音を弱める助けになる。心が静まることで知覚が鋭くなり、ストレスや恐怖といったフィルターを通さずに物事をありのままに見ることができる。「焦りや反射的な反応ではなく、明晰さと分別に基づいた判断ができるようになる。沈黙は、心の本来の能力を取り戻す」
クォックは、ラビ・シャンカールが提唱する呼吸法「スダルシャンクリヤ」を実践している。これは「SKYブレス瞑想」として知られるもので、落ち着きや強さ、知恵を得て充実した人生を送る助けになると、クォックは語る。
「(瞑想を通じて)穏やかで強い心を持てば、逆境は障害ではなく挑戦になる。反対意見は行き止まりではなく、別の選択肢を考えるために立ち止まる機会になる。話すことより聞くことのほうが生産的だ。そして、優れたリーダーは往々にして静かで目立たない存在であることに、気付くことができる」
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