Nate Raymond
[ボストン 17日 ロイター] - 米国立公園局(NPS)は「過去または現在の米国人を不適切に中傷する」展示を標的にした大統領令に基づき、37カ所の施設から少なくとも51点の展示物を撤去した。裁判所の命令でトランプ政権が17日に提出した資料で明らかになった。
こうした事例はさまざまな国立公園や記念碑に及んでおり、フィラデルフィアの独立記念国立歴史公園では、ジョージ・ワシントン米初代大統領による奴隷の所有について説明していた展示物が撤去された。
トランプ政権は、ボストンの連邦地裁判事の命令でリストを提出した。同地裁は12日、政権に対し、奴隷制や気候変動といったテーマに関する展示や標識を国立公園やモニュメントから撤去した措置について、取り消して「建国250周年に間に合うよう」再設置するよう命じた。
政権側は別の提出書類で、裁判所が命じた7月3日までの再設置は「途方もなく実行困難な作業だ」と反発。控訴する間、命令の効力停止を求めた。
地裁判事は、政権側の要請を評価するため、展示物の変更規模を把握する追加情報が必要だとして、撤去された項目のリスト作成を命じた。