Francois Murphy

[ウィーン 17日 ロイター] - サウジアラビアのファイサル外相は17日、イランの核問題では核開発計画をいかに監視するかが最重要課題になるとして「詳細が重要になる」との認識を示した。欧州のシンクタンク欧州外交問題評議会(ECFR)が主催するウィーンでの会議で語った。

停戦で暫定合意したイランと米国は、イランの核開発計画を含めた課題についてより広範な協議を開始することで合意したと表明している。米国の同盟国であり、イランと敵対するサウジは、イランが完全に平和的だと主張するイランの核開発計画を長年注視してきた。

ファイサル氏は協議について「(ウラン)濃縮に関する実際の約束や、核物質の撤去や希釈に関する実際のコミットメント以上に、どのような検証メカニズムが導入されるのかを確認することが最も重要になるだろう」と指摘。その上で「いかにして長期的かつ持続可能な検証体制を構築するかが最も重要であり、それこそが国際社会だけでなく、地域各国にも最大の信頼を与え、より良い未来を見据える力をもたらすことになる」と訴えた。

オバマ元米大統領時代の2015年には米欧など6カ国とイランが歴史的な協議でイラン核合意をまとめ上げ、イランも合意内容を順守していた。しかしトランプ米大統領が1期目の18年、米国はイラン核合意から離脱。イランは報復措置として核合意の制限をはるかに超える規模の核開発計画に乗り出し、核合意は破綻した。

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