[パリ 17日 ロイター] - フランス国立統計経済研究所(INSEE)は17日に公表した最新の見通しで、2026年の経済成長率は緩やかになるとの予想を示した。石油価格高騰が消費の重しになる中、鉱工業生産の回復が部分的に相殺するにとどまるという。
今年の成長率は0.7%と予想。イラン戦争による原油価格ショックが成長を0.2─0.3%ポイント押し下げると試算した。昨年は0.9%だった。
また、企業がコスト高を価格に転嫁する中、家計は労働市場の低迷によりエネルギーショックの打撃を最も大きく受けるだろうとした。
一方、経済成長は造船と航空宇宙部門の堅調に支えられる見通しで、今年の民間・軍事の豊富な受注残と出荷が10%増加して輸出を押し上げると予想した。
第2・四半期の成長率は0.3%とし、従来の0.2%から予想を上方修正。輸出回復を受け、年初の0.1%減少から反転すると見通した。ただ第3、第4・四半期の成長率は0.1%に鈍化すると予想した。
欧州連合(EU)基準の消費者物価指数(HICP)は、原油価格上昇がコスト全体に徐々に波及するため、6月時点の2.4%から12月までに3.0%に加速すると予想した。