[ニューヨーク 17日 ロイター] - 米国株式市場は下落し、ナスダック総合指数とS&P500種総合指数が1%超安で引けた。米連邦準備理事会(FRB)のウォーシュ新議長がインフレ抑制の必要性を強調し、四半期金利・経済見通しでは年内の利上げが予想されたことから、FRBの次の動きが利上げになるとの見方が強まった。
FRBは17日まで開いた連邦公開市場委員会(FOMC)で、大方の予想通り金利を据え置いた。ただ、金利見通しでは当局者9人が年内に少なくとも1回の利上げを予想していることが明らかになった。またFOMC声明からは、年内の利下げの可能性を示唆していた従来の文言が削除された。
ウォーシュ氏は記者会見で、FRBが物価安定を実現すると述べた。金利見通しでは自身の予測を提出しなかった。
CMEグループのフェドウオッチによると、会合後、短期金利先物市場ではFRBが早ければ9月にも利上げに踏み切るとの見方が据え置き予想を上回った。年内を通して金利が据え置かれるとの予想は前日の40%から13%前後に低下した。
ローゼンブラット・セキュリティーズのマネジングディレクター兼株式セールストレーダー、マイケル・ジェームズ氏は「FRBの声明とウォーシュ議長の記者会見でのコメントは明らかにタカ派寄りだった。最大のポイントはFRBが物価安定の実現に向けた取り組みを重視していることと、インフレに関する発言だ」と述べた。
S&P500の主要11セクターが全て下落し、通信サービスが約3%安と下げを主導した。
地銀が大手銀行をアンダーパフォームし、S&P500銀行株指数が0.2%安だったのに対し、KBW地銀株指数は1.8%安となった。
米商務省が発表した5月の小売売上高は予想を上回る伸びとなった。イラン紛争による原油価格ショックにもかかわらず米経済が底堅さを保っていることを示した。
個別銘柄では、実業家イーロン・マスク氏の宇宙・衛星通信会社スペースXが4.9%安。12日の上場以来、初の下落となった。
取引所運営のCMEグループは3.5%安。テリー・ダフィー最高経営責任者(CEO)が3月1日に退任し、執行会長に移行すると発表した。
一方、靴メーカーから人工知能(AI)企業に転じたオールバーズ株は39%急伸。社名をスマートバードに変更し、アマゾン・ドット・コムの元幹部ナディア・カールステン氏をCEOに起用した。
ニューヨーク証券取引所では値下がり銘柄数が値上がり銘柄数を2.62対1の比率で上回った。ナスダックでも1.76対1で値下がり銘柄が多かった。
米取引所の合算出来高は236億6000万株。直近20営業日の平均は210億7000万株。
終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード
ダウ工業株30種 51492.55 -507.12 -0.98 51937.56 52281.19 51392.58
前営業日終値 51999.67
ナスダック総合 26021.66 -354.69 -1.35 26493.82 26511.55 25960.41
前営業日終値 26376.34
S&P総合500種 7420.10 -91.25 -1.21 7524.50 7532.17 7402.61
前営業日終値 7511.35
ダウ輸送株20種 21534.53 -659.66 -2.97
ダウ公共株15種 1114.12 -14.41 -1.28
フィラデルフィア半 13477.07 +182.85 +1.38
導体
VIX指数 18.44 +2.03 +12.37
S&P一般消費財 1874.78 -51.87 -2.69
S&P素材 649.83 -8.91 -1.35
S&P工業 1516.93 -1.87 -0.12
S&P主要消費財 932.29 -19.76 -2.08
S&P金融 896.97 -4.72 -0.52
S&P不動産 277.89 -7.03 -2.47
S&Pエネルギー 829.61 -9.64 -1.15
S&Pヘルスケア 1751.33 -24.97 -1.41
S&P通信サービス 464.67 -14.29 -2.98
S&P情報技術 6701.51 -41.23 -0.61
S&P公益事業 449.25 -5.89 -1.29
NYSE出来高 15.83億株
シカゴ日経先物9月 ドル建て 69970 - 80 大阪比
限
シカゴ日経先物9月 円建て 69910 - 140 大阪比
限