Harshita Mary Varghese Aditya Soni
[15日 ロイター] - 米メディア大手フォックス・コーポレーションは15日、動画ストリーミング(配信)を手がける米ロクを約220億ドル相当の現金・株式交換方式で買収すると発表した。両社の取締役会が全会一致で承認した。
2027年上半期に手続きを完了し、年間約4億ドルのコスト削減を見込む。統合後は株式の約73%をフォックスの株主が保有し、残りをロク株主が保有。視聴者数ベースで米テレビ業界3位となる。
オンラインでの視聴が進む中、スポーツやニュース番組と動画配信プラットフォームを組み合わせ、競争力を強化し、広告収入型の配信で影響力を高めるのが狙い。フォックスはロクの配信プラットフォームを利用する1億世帯超にアクセス可能となる。
フォックスとしては、ラクラン・マードック会長兼最高経営責任者(CEO)が、昨年の家族間の和解を経て、父ルパート氏が築いたメディア帝国の支配権を固めて以降で初の大型買収。ラクラン氏は「ライブ中継で提供する豊富なコンテンツと、ストリーミングの視聴プラットフォームを結び付ける」と意義を強調した。
ロクは広告収入が収入の柱で、26年第1・四半期(26年1─3月期)の売上高は前年同期比27%増の6億1300万ドル。買収価格は1株当たり160ドルで、ロイターなどが売却を含む選択肢を検討していると報じた前日の11日終値に対しては33.7%のプレミアムが付く。